2026年のアメリカ合衆国への渡航は、新型コロナウイルス関連の入国制限が撤廃され、比較的スムーズになっています。しかし、渡航認証システムであるESTAの料金改定や、大規模イベントであるFIFAワールドカップの開催など、2026年ならではの留意点があります。本ガイドでは、最新の渡航要件と旅行準備のポイントを簡潔にまとめます。

1. 渡航要件と必要書類
日本国籍の方が観光や短期商用(90日以内)の目的で渡米する場合、**ビザ免除プログラム(VWP: Visa Waiver Program)を利用できます。このプログラムを利用するには、事前に電子渡航認証システム(ESTA)**の申請・取得が義務付けられています 。
ESTA(電子渡航認証システム)の最新情報
| 項目 | 詳細 | 留意点 |
| 申請義務 | VWPを利用する全ての渡航者に義務付けられています。 | 90日を超える滞在やVWPの条件を満たさない場合はビザが必要です。 |
| 申請料金 | 2026年1月1日より、インフレに基づく年次調整により40.27米ドルに改定されました 。 | 申請が却下された場合でも、申請料金は返金されません。 |
| 申請時期 | 遅くとも出発の72時間前までに申請することが推奨されています 。 | 認証には時間がかかる場合があるため、余裕をもって申請してください。 |
| 有効期間 | 認証日から2年間、またはパスポートの有効期限のいずれか早い方まで有効です。 | 2年以内であっても、パスポートを更新した場合はESTAの再申請が必要です。 |
パスポートの残存有効期間
パスポートは、原則としてアメリカ滞在期間に加えて6カ月以上の残存有効期間があることが推奨されます 。ただし、日本は米国と協定を結んでいるため、帰国時まで有効であれば入国可能とされる場合もありますが、トラブルを避けるためにも、残存期間には十分な余裕を持つことが最も安全です。
2. 新型コロナウイルス関連の入国制限
2023年5月12日午前12時01分(米国東部標準時)以降、非米国市民・非米国移民に対するワクチン接種義務は撤廃されています 。これにより、新型コロナウイルスに関連する特別な入国制限措置は事実上なくなっています。
3. 2026年の特別留意事項:FIFAワールドカップ
2026年6月11日から7月19日にかけて、FIFAワールドカップがアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国で共催されます 。
| 項目 | 詳細 |
| 開催期間 | 2026年6月11日(木)〜7月19日(日) |
| 米国開催都市 | アトランタ、ボストン、ダラス、ヒューストン、カンザスシティ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク/ニュージャージーなど 。 |
| 留意点 | 開催都市およびその周辺では、ホテルや航空券の価格高騰、交通機関の混雑、観光地の混雑が予想されます。この期間に渡航を予定している場合は、早めの予約と手配が必要です。 |
4. 旅行の準備と安全対策
必須の持ち物チェックリスト
| カテゴリ | 必須アイテム | 備考 |
| 渡航書類 | パスポート、ESTAまたはビザ、航空券(eチケット)、ホテル予約確認書 | 全て印刷またはデジタルで控えを準備してください。 |
| 金銭 | クレジットカード(複数枚)、少額の米ドル現金 | アメリカはキャッシュレス化が進んでいます。 |
| 健康・安全 | 海外旅行保険証、常備薬、マスク(任意) | 医療費が高額なため、海外旅行保険への加入は強く推奨されます 。 |
| 電子機器 | 変換プラグ(Aタイプ)、変圧器(必要な場合)、モバイルバッテリー | USB充電器は日本と同じ電圧(100V)で使えるものが多いです。 |
安全情報と治安
アメリカの治安は都市や地域によって大きく異なります。外務省の評価では脅威レベルは低いものの、殺人や強盗の発生率は高いことが指摘されています 。
•基本的な防犯対策:夜間の不要な外出を避ける、人通りの少ない場所に行かない、多額の現金を持ち歩かない、貴重品は肌身離さず持つ、などが重要です。
•最新情報の確認:渡航先の州や都市の最新の治安情報を、外務省の海外安全ホームページなどで事前に確認してください。
