まるわかり!Google Analytics (GA4)
Google Analytics(GA4)を活用して、以下の4つの視点からサイトの改善ポイントを明確化する。
1. お客様がどこから来ているのか(流入元分析)
2. どのようなお客様か(ユーザー属性分析)
3. なぜ購入に至らないのか(コンバージョン分析)
4. どこを強化すべきか(改善ポイント分析)
1. 流入元分析(Where users come from)
■ 見る場所(GA4英語表記):
– User acquisition > Traffic acquisition
■ 重要なKPI:
– Session source/medium
– New users
– Engagement rate
– Conversions
■ モニター頻度:
· 毎週:週単位でトレンドを見る
· 月初:月間まとめで改善点を振り返る
■ おすすめチャート:
– Line Chart:流入元ごとのユーザー数の推移
– Bar Chart:チャネル別のコンバージョン率比較
■ 操作ガイド:
1. GA4の左側メニューから「Reports > Acquisition > Traffic acquisition」を選択
2. 右上で日付範囲を調整(例:Last 7 days)
3. デフォルトで表示される「Session source / medium」で流入元を確認
2. ユーザー属性分析(User Demographics & Technology)
モニターするKPI(英語表記)
■ 見る場所:
– User > Demographics overview
– User > Tech overview
■ 重要なKPI:
· User > Demographics overview
- Country / City
- Language
- Age / Gender
· User > Tech overview
- Device category(mobile, desktop, tablet)
- Browser / OS
■ モニター頻度:
月1回:ターゲットのずれがないか確認
■ おすすめチャート:
– Pie Chart:デバイス別アクセス比率
– Bar Chart:年齢層別のエンゲージメント
■ 操作ガイド:
1. 「Reports > User > Demographics overview」から国・言語・年齢などを確認
2. 「Tech overview」でモバイル・PCなどの割合を把握
3. なぜ購入に至らないのか コンバージョン分析(Conversion Behavior)
■ 見る場所:
· Monetization > Ecommerce purchases
- Items viewed
- Add-to-cart events
- Checkout started
- Purchase completed
· Funnels(探索機能で作成)
- Custom Funnel:View Item → Add to Cart → Begin Checkout → Purchase
■ 重要なKPI:
– Items viewed
– Add-to-cart events
– Checkout started
– Purchase completed
■ モニター頻度:
毎週:カゴ落ち率・離脱ポイントの早期発見
■ おすすめチャート:
· Funnel Chart:購入までのステップと離脱率
· Table View:商品別カート投入率・購入率
■ 探索レポート作成方法(Funnel Exploration):
1. GA4左メニューの「Explore」をクリック
2. 「Funnel exploration」を選択
3. ステップに以下を追加:
– Step 1: view_item
– Step 2: add_to_cart
– Step 3: begin_checkout
– Step 4: purchase
4. フィルターで期間・デバイスなどを指定して詳細分析
■ 探索レポートテンプレート例:
– テンプレート名:「EC購入ファネル」
– ディメンション:Device category, Country, Age
– 指標:Event count, Conversion rate
– セグメント:Mobile Users, Returning Visitors
– 目的:どの層がカート放棄しているか特定
4. 改善ポイント分析(Behavior & Engagement)
■ 見る場所:
– Engagement > Pages and screens
– Page speed insights(外部ツールと併用)
· Engagement > Pages and screens
- Average engagement time
- Bounce rate(離脱率)
- Event count(クリック・スクロールなど)
· Site speed(Page speed insightsと併用推奨)
■ 重要なKPI:
– Average engagement time
– Bounce rate
– Event count
■ モニター頻度:
隔週〜月1回:改善アクションと連動して確認
■ おすすめチャート:
– Table:エンゲージメントが短いページのリスト
– Heatmap(外部ツール使用)
■ 操作ガイド:
1. 「Engagement > Pages and screens」を開く
2. エンゲージメント時間が短く、直帰率が高いページを優先的にピックアップ
3. 問題ページに対してLP改善や読み込み速度向上を検討
分析サイクル例(理想的な運用)
頻度 | チェック内容 |
毎週 | トラフィック流入元・コンバージョンファネル |
隔週 | 離脱ページ・カート放棄ポイント |
月1回 | ユーザー属性・デバイス別傾向 |
四半期ごと | コンバージョン率の変化/マーケティング施策の効果 |
補足:GA4探索機能で作れる便利なレポート(英語表示)
- Free Form Report:柔軟なカスタムテーブル(例:Age × Add to cart)
- Funnel Exploration:ユーザーの行動ステップを可視化
- Path Exploration:特定イベントからの遷移経路を分析(例:”view_item”後の行動)
必要に応じて、**Looker Studio(旧Data Studio)**と連携し、ダッシュボードを作成することで、より見やすくレポートを共有することもおすすめです。
主要KPIとその目安(目標ライン)
指標 (KPI) | 良い水準の目安 | 改善が必要な水準 | 備考/補足 |
Engagement Rate(エンゲージメント率) | 60%以上 | 40%未満 | 滞在時間やクリックが多いユーザーの割合 |
Bounce Rate(直帰率) | 20~40%程度 | 60%以上 | ランディングページが合っていない可能性あり |
Conversion Rate (CVR)(コンバージョン率) | 2~3%以上が理想 | 1%未満 | 業界平均は1~2%、ECサイトは3%以上で優秀とされる |
Cart Abandonment Rate(カート放棄率) | 60%以下が望ましい | 70%以上 | 多くのサイトで70%以上だが、改善余地大 |
Average Engagement Time(平均エンゲージメント時間) | 1分以上(60秒) | 30秒未満 | 商品詳細ページなら90秒以上が理想 |
Session to Add-to-Cart Rate | 8~10%以上 | 5%未満 | セッションのうち何%が商品をカートに追加したか |
Sessions per User(1人あたりの訪問回数) | 2~3回以上 | 1回以下 | リピート訪問が少ない場合、魅力や信頼性不足の可能性 |
設定例:あなたのECサイトのKPI目標(仮)
指標 | 現状値 | 目標値 | メモ |
エンゲージメント率 | 52% | 60% | トップページの改善で上昇を狙う |
コンバージョン率 | 2.1% | 3.0% | 商品説明文や特典の見直しで底上げ |
カート放棄率 | 45% | 30% | チェックアウトページの改善 |
直帰率(/checkoutページ) | 68% | 50%以下 | スマホ対応とCTA改善が必要 |
平均エンゲージメント時間 | 15秒(短い) | 60秒以上 | 商品画像・動画・説明強化が有効 |
改善アクションのヒント(目標に届かない場合)
指標 | 改善策 |
コンバージョン率 | クーポン・送料の表示・緊急性(「残りわずか」など)追加 |
カート放棄率 | ゲスト購入対応・送料の明示・決済方法の多様化 |
エンゲージメント | 商品レビュー・動画・Q&Aの充実 |
直帰率 | ファーストビューに魅力的なコピーと画像を配置 |
エンゲージメント時間 | 商品説明や画像の追加、読みやすい構成に |
2-1. Looker StudioとGA4の接続手順
- Looker Studioにログインします。
- 左上の**「作成」から「データソース」**を選択します。
- コネクタ一覧から**「Google アナリティクス」**を選択します。
- 接続したいGA4のアカウントとプロパティを選択し、**「接続」**をクリックします。
2-2. レポートの作成
- データソースの接続が完了したら、**「レポートを作成」**をクリックします。
- 空白のレポートが表示されるので、**「グラフを追加」**から必要なチャートを選択します。
- 右側のパネルで、ディメンションや指標を設定し、表示内容をカスタマイズします。
いかがでしたか?グーグルアナリティクス、知っているけどどこから手を付ければいいの?どの数字をみたらいい?そんな疑問にお答えできていれば幸いです!