
多くの人にとって、**コストコは単なるスーパーではなく、ひとつの“体験”や“習慣”**になっています。店内でしか手に入らない限定商品や、食べ放題のような無料サンプル、さらには大人気のピザやホットドッグなど、魅力は数え切れません。
ですが、すべての人にとってコストコがベストかと言えば、そうとは限りません。調査をもとに、「もしかしたらコストコ会員を解約したほうがいいかも」と感じる理由をまとめてみました。
1. 会費が上がった
2024年、コストコは全会員プランで年会費を値上げしました。
- ゴールドスター・ビジネス会員:年間65ドル(+5ドル)
- エグゼクティブ会員:年間130ドル(+10ドル)
エグゼクティブ会員はキャッシュバックの上限も1,000ドルから1,250ドルに増えますが、それでも「一人暮らしだと元が取れない」という声もあります。値上げに伴い、会員プランをダウングレードするか、場合によっては解約を検討する人も増えています。
2. ショッピングがストレスになる
コストコの魅力のひとつは「活気ある混雑」です。しかし、人ごみや駐車場の混雑、店内の絶えず変わるレイアウトは、慣れていないとかなりストレスに。
SNSでも「どの曜日に行っても混んでいて疲れる」という声が上がっています。混雑や店内の変化は、売上にはつながりますが、買い物の楽しさを損なうこともあるのです。
3. 大容量の商品はすべての人に向かない
コストコは大量購入で価格を抑えるビジネスモデルです。バターやナッツ、チーズ、シリアル、オリーブオイルなどは他店より安く手に入ります。
ただし、一度の買い物でまとめ買いするため、結局使いきれずに余らせてしまうことも。冷凍庫や保存スペースがないと、買った分だけ無駄になる可能性があります。大人数の家族や大量消費する家庭には向いていますが、個人や少人数世帯、予算が限られている人には、必ずしもお得とは言えません。
4. 家族での会員共有が難しくなった
2024年以降、コストコは会員カードや身分証の提示を必須にし、非会員だけでの入店や会員の貸し借りを制限するようになりました。
基本的には家族1名に追加カードが発行され、2人までのゲストを連れて入店できますが、購入は会員本人しかできません。ネット注文は非会員でも可能ですが、商品によっては5%の追加料金がかかります。
そのため、以前のように家族や友人と1枚のカードをシェアすることが難しくなり、使い勝手が変わったと感じる人も多いでしょう。
まとめ
コストコは魅力がいっぱいのスーパーですが、**「会費が上がった」「人混みが苦手」「大容量が向かない」「会員シェアが制限された」**と感じる場合は、会員継続を再考するタイミングかもしれません。
もちろん、家族が多くてまとめ買いをする方や、コストコの独自商品を楽しみたい方にとっては、今でも十分に価値のある体験です。自分のライフスタイルに合うかどうかを見極めて、会員プランを選ぶことが大切です。